HOME > ブログ > 大家業2024/03/08(金)

内見に向けてのステージング

マンション

購入時に半分空室となっていたマンションが、このたび満室になりました。

満室に出来た理由はいくつかありますが、その中でも少なからず効果があったと思われる「ステージング」について書きたいと思います。

※余談ですが、今回の場合「ステージングした部屋から入居決定」を繰り返しました。


ステージングとは

不動産賃貸業における「ステージング」とは、室内の飾り付けの事を指します。モデルルームを作る、と思ってもらって大丈夫です。

内見に訪れた入居検討中の方が、室内を見た時に「この部屋に住んだ時、どんな生活になるか?」「どういった家具・家電を置く事が出来るか?」といった事をイメージしてもらうのが主な目的です。

ステージングを行う事に対し、どこまで有効性があるのかは命題とも言えます。「ステージングしたから入居が決まった」とは実際の所、なかなかなりません。

あくまで住むにあたってのイメージを持ってもらったり、この部屋が綺麗だと思ってもらう等の「好印象」を持ってもらう事で「この部屋に住みたい」という意識に繋がれば良いかな?という程度が実際の所かと思いますが、「ステージング自体に意味が無い」という事は無いと思います。

ステージングする事で室内の細かなキズ・汚れを隠したり目立たなくするといった効果もあり、実際にそういった目的でステージングを実践している大家さんも居ます。

また、仲介会社さんが案内しやすいステージングにする事も重要です。仲介会社さんの意見も取り入れながら行うと良いかと思います。

場合によっては、ステージングした画像を仲介会社さんに送付して、ネット掲載に使用してもらう事でお互いにメリットとなる事もあります。


実際のステージング例

参考までに、今回のマンションにて行ったステージング内容をビフォー・アフター画像で紹介します(左上の囲みの中が「ビフォー画像」になります)。

ステージング
ステージング
ステージング
ステージング
ステージング

ステージングは非常に「センス」が問われます。

上記の画像を見て「もっとこうした方が良い」「センスが無い」といった感想を持つ方も居るかもしれません。

正直な所、私自身はセンスが無いと思っていますので、日々ステージングの勉強を行って試行錯誤しています。色々な雑誌やインターネットで最新の賃貸情報を参考にしたり、他の大家さんのステージングを見学させて頂いて参考にしたりしています。

大家さん自身のセンスもそうですが、大家さんの好きなステージング内容もあるので、その辺りをどこまで反映させるかといった点も色々考えないといけないかと思います。好みやターゲット層もありますが、あくまで「入居に繋がるように」という点を重視しないと意味が無くなると思います。

最後に、私からのステージング全般のポイントとして以下にまとめたいと思います。

●あまり雑多にせずシンプルにまとめる
●清潔感のあるイメージにする
●室内が狭く見えないようにする
●生活動線を意識して配置する
●好印象を持って「ここに住みたい」と思ってもらえる事を意識する

ご参考になればと思います。


Writer 三河人 


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