皆さんもご存じの通り、能登半島地震による甚大な被害状況が連日報道されています。
まずは被災地にいる方々・被災された方々の安否を願うばかりです。そして、1日も早く復旧・復興する為に微力ながら出来る事を引き続き行っていきたいと思います。
※この記事は緊急に書き上げたものですので、内容に不備がある場合はご了承下さい。追って加筆・修正を適宜行っていきます。
周知の通り、日本は「地震大国」です。地震は避けて通れません。
地震は必ず起きるものとし、購入した物件をどうすれば最小限の被害に抑えられるか・被害を少しでも避けられないかについて考えておく必要があります。
不動産賃貸業を既に行われている方・これから大家さんになろうとしている方、何らかの対策を考慮していますでしょうか?
最低でも火災保険・地震保険加入は必須事項です。
地震保険の大多数は、火災保険の最大50%までしか補償されません。その事も改めて意識して頂ければと思います。
又、保険の多くは震災認定を受けない限り、室内の被害以外については保険が下りない可能性が高いです。
敷地内の漏水・地盤沈下なども保険が下りず、融資を利用したり自費で賄う場面も考えられます。自己資金も常に余裕を持っておくようにして下さい。
●参考:
【まさか】南海トラフ巨大地震で危険な場所ランキング
(愛知県:ワースト8位、静岡県:ワースト2位)
収益物件売買大手の「楽待」さんや「投資家コハラの脱・社畜会議」さんのYouTubeにて、今回の能登半島地震に関する特集をいくつか取り上げていますので、参考までに掲載します(「参考情報」にも同じものを一部リンクしています)。
・【最悪に備えろ】能登半島地震の教訓。木造・築古大家が取るべき対策とは
・【地震保険の見直し】地震の被害でも「保険が下りない」ケースも、 今こそ知りたい地震保険のキホン
・【ローン返済が苦痛】全室退去で「収入ゼロ」、2000万の修繕費も保険では足りず…被災地オーナーらの叫び
・【新耐震なのになぜ?】能登半島地震で木造住宅が全壊、メカニズムを木造建築のスペシャリストが徹底解説
・【能登半島地震】建物倒壊が多い理由を3人の専門家が徹底解説
・【素人でもできる】「地震に強い建物の見極め方」を一級建築士がわかりやすく解説
これから大家さんになろうとしている方々の中には、まずは築古の戸建を購入して不動産賃貸業を始めようと考えられている事も多いかと思います。
築古に限らずですが、「安い」物件には必ず理由があります。その理由やリスクを十分考慮して購入検討して頂きたいと思っています。
以下、各YouTubeの情報を参考に、関連しそうな木造物件の購入ポイントを抜粋します(詳細は動画を閲覧下さい)。
・2000年以降の建物が理想
・壁の量を意識する(多いほど良い)
・上下階の柱が揃っている物件を選ぶ
・デザイン重視の物件を避ける(構造に問題がある可能性有り)
・建物の重さが少ない物件を選ぶ(瓦を避ける、平屋を選ぶ 等)
・軟弱な地盤の地域を避ける
・津波浸水地域/液状化想定地域を避ける
・微動探査を事前に行う(1回 約10万円程)
・耐震診断・ホームインスペクションを事前に行う
・隣地が地盤改良していない物件は避ける
・ピロティ物件は避ける
ご参考になればと思います。
Writer 三河人