三遠大家塾の塾生からもそうですが、過去の相談内容としても色々な方から「どういった不動産を買えば良いか分からない」という質問がよくあります。
特に、これから大家さんになりたいという方からすれば、よくある悩みなのかと思います。
改めて「購入物件の良し悪しの判断」について触れたいと思います。
結論。
物件の良し悪しを決めるのは「あなた自身」です。
「どういった不動産を買えば良いのか分からないなら、買わない方が良い」です。
「分からない高額の不動産」を買うのは間違っていると思います。
「勢い」や「何となく」で購入するものではありません。
「分からない」という事は、「自分の中で『こういった不動産を購入したい』という基準が定まっていない」からです。
基準や指針が定まるまでは勉強に取り組み続けるのが良いです。
万人に対して「この不動産を購入すれば間違いなし」なんてものはありません。
人それぞれ「購入すべき不動産」や「指針・基準」は異なるからです。
あえて示すなら
「破格の安さで、手直し一切無しで、築浅で、資産価値があって、実需もあって、入居者がすぐに見つかって、実質利回り100%以上で、自身が求める収入が得られる不動産」
なら、多くの方が購入して良いのでは無いかと思います。
そんな物件、ある訳ありません。
このような物件が仮にあったとしても、万人が購入すべき物件には当てはまりません。
例えば、税金対策で「収支がマイナスになる物件が欲しい」と思っている方がいれば、上記の真逆の物件が必要となります。
あなたが大家さんになりたいと思ったのなら、その理由が漠然とでもあったはずです。
「将来、サラリーマンをリタイヤして、家賃収入だけで悠々自適に暮らしたい」
「お小遣い程度で良いので、少し余裕が出るように家賃収入を得たい」
「資産価値のある不動産を所有して、満足感を得たい」
等々。
先にも書きましたが、指針・基準は人それぞれバラバラです。資産背景も属性もバラバラです。
人によっては「借金は嫌だから現金購入で不動産を購入したい」「融資を受けて事業拡大したい」と、これもまた千差万別の考え方になります。
そういった事も踏まえ、自身が「どういう不動産を購入していけば、目標に近づけるのか」を改めて考え直してみて下さい。
その上で「こういった不動産を購入したいと考えているが、どうでしょうか?」と、「分かる方」に相談するステップに変わるようにして下さい。
Writer 三河人