HOME > ブログ > ブログ2023/11/10(金)

なぜ「不動産投資」と言いたいのですか?

不動産投資

ネット界隈・書籍もそうですが、多くの大家さん達の口からも「不動産投資」という言葉で溢れかえっています。
なぜ「不動産賃貸業」「大家業」ではなく「不動産投資」と言うのでしょうか?
名刺に「不動産投資家」と書かれている方もお会いした事が何度もあります。

「私は不動産投資をしています」
「私は不動産投資を行いたいと思ってます」

この言葉しか、ほぼ聞いた事がありません。「私は不動産投資家です」と、正式に職業としている方でしたら何も問題無いと思いますが。

私の予想だけですが、多くの方は
言いたいだけ
ではないのかな?と思っています。「流行り」といいますか「カッコいい」というイメージがあるのかもしれません。「みんなが言ってるから、合わせているだけ」「伝わりやすいから」かもしれません。

私が何の為にここまで「不動産投資」という言葉に執着して書いているかと言いますと、極端に言えば「嘘、言ってませんか?」と思っている訳です。


何が嘘なのか?

不動産投資

「私は不動産投資家です。不動産投資をしたいので融資をお願いします。」
と金融機関に言って、融資を受けた方は居るのでしょうか?

もちろん例外はあります。
金融機関(ノンバンク含む)によっては「不動産投資ローン」「アパートローン」と銘打って不動産投資としてのパッケージ商品も存在しますので、それらを利用されたのであれば「不動産投資」で合っていると思います。
他にも金融機関側が「投資」と捉えて取り組んだり、会話上で通用しているケースはあります。

そうではなく、一般の信用金庫・信用組合・地方銀行・都市銀行といった金融機関に対して
投資したいので融資して下さい
の言い方で借りられるのですか?という事です。

実際には
(賃貸業を経営しているので)事業資金を融資して下さい
と言っている方が大多数ではないでしょうか?

あなたは「投資家」ですか?
それとも「事業を営む経営者」ですか?
金融機関に「嘘」を言っていませんか?


日本政策金融公庫は投資に対して融資しません

日本政策金融公庫

ちなみにですが(ご存じの方も多いと思いますが)日本政策金融公庫に対し「投資」というキーワードを使って融資承認される事は有り得ません。日本政策金融公庫は明確に「事業性融資しか取り扱っていないから」です。

もしどなたか日本政策金融公庫さんに対して「投資したいので融資して下さい」が通用した方が居ましたら教えて頂ければと思います。


不動産投資とは

不動産投資

「投資」という言葉には「売買」による利益確保の意味も強く含まれます。いわゆるキャピュタルゲインです。

「投資」というキーワードを使う以上は「不動産購入後は売却して利益を確定させるまで」の意味を成すので、金融機関に「融資してもらったんですけど売却予定です」と宣言しているようなものです

行員の方が多忙の中、頑張って融資承認したのに「いずれ売却します」と聞かされた金融機関側はどう思うでしょうか?(繰り返しになりますが例外はあります)

参考→融資面談で絶対に言ってはいけないNGワードとは!?


不動産賃貸業とは

不動産賃貸業

不動産賃貸業は基本、インカムゲインです。もちろん事業の一環として不動産を売却する事もありますが、あくまで賃貸による家賃収入が柱となる事業で、売却ありきではありません。

融資を受ける時だけ「事業」と言って、他では「投資」と言い分けてる方に対して疑問を持っています。最初から「不動産賃貸業」と言えば良いのに、と。「不動産賃貸業」という言葉は、そんなにカッコ悪いのでしょうか?

いつでもどこでも、胸を張って
「私は不動産賃貸業を行っています」
というのが正しいのではと考えています。


実際に「不動産投資」と言っている方々に理由を聞いた事がありませんでしたので、機会がありましたら今後聞いてみたいと思います。

色々な意見が集まるようでしたら、ブログに書こうかと思います。


Writer 三河人 


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